教養を得られる、オススメ学習書の紹介です

教養といえば、儒教。論語は外せません

論語。古代中国の学者、孔子の発言を弟子がしたため、それが本の禁止令を経てもなお残された、不朽の名作。

江戸時代、寺子屋の必修科目にして、武士の最も美徳とするもの也。

国が、思想の抑制のため日本を禁じたことがありましたが、竹に刻んだ文字で残していたので、家の壁に穴を開け、そこに埋めて隠し、後世に伝えられた論語。

論語ってそんなにいいの？と思うかもしれませが、教養だけでなく、道徳に精通でき、かつ人によって学びが異なるのにこの一冊で足ります。

一冊で完結する理由は、孔子は弟子が多く、それぞれに、まったく違う教えを諭しています。なぜなら、行動力がある人には、無鉄砲にならないように慎重にと諭し、慎重で動けない人には行動力が大事だよと諭し、同一人物が、真逆の教えをしています。故に、だれにでも刺さるところがあるのです。

そして、これが最も大事ですが、孔子は重箱の四隅の三つしか指しません。残りは自分で考えるように。と、余白を残して教えることで、弟子は成長できるのです。